宝剣岳、三ノ沢岳

 

2011年 10 月17日  宝剣岳−2931m 三ノ沢岳−2847m   晴れのち曇り

                       
駒ケ岳ロープウェーせんじょうじき駅(8:15)−極楽平(8:40)−遭難碑分岐(8:50) −遭難碑分岐発(8:55)− 宝剣岳頂上(9:15)

− 宝剣岳頂上発(9: 30)−遭難碑分岐(9:50)−極楽平(10:00)−遭難碑分岐(10:10)−三ノ沢岳頂上(11:40)

下山開始(12: 15)−遭難碑分岐(13:50)−駒ケ岳ロープウェーせんじょうじき駅着(14:30)

 

今日の歩行時間   宝剣岳までの登り= 55分、  宝剣岳〜三ノ沢岳(ルート間違い区間含む)= 2時間10分
                 
             三ノ沢岳からの下り=2時間15分
              

標高差  2931m(宝剣岳)−2612m(せんじょうじき駅)=319m

累積標高(+)=1095m(ルート間違い区間含む)

距離= 8.397km(ルート間違い区間含む)  

 

登山ルート地図 及びルート標高図 

 

やはり千畳敷の紅葉は終わっていました、宝剣岳は思っていたより危険ではありませんでした

危険な箇所には鎖があり、ルートも岩にしっかり目印が記してありますので天候さえよければ中級者でも大丈夫です

私は続いて三ノ沢岳に登るということもあり、遭難の碑分岐にザックを置き、カメラとGPSだけ首にかけ
完全にフリーの状態で登りましたので、いつもの山登りより楽なくらいでした

ただ、勘違いしてしまい宝剣岳から下山して遭難の碑分岐より三ノ沢岳に向かわなければならないのに
極楽平まで戻っていまいました、急いで遭難の碑分岐まで引き返すが往復20分のロスですね

遭難の碑分岐の標高が2880mで、そこから二つの小ピークを越え、最低鞍部(標高2655mくらい)まで下り、
標高28747mの三ノ沢岳頂上まで登り返します

だから行きより帰りの方が登る標高差が少し大きくなりますので、帰りの方がキツイ

しかしどちらの山も頂上からの眺めは大パノラマが広がります
標高1位の富士山から7位の赤石岳までの7座が見えるという豪華な眺めです

三ノ沢岳は静かに山歩きの楽しめる山で花の咲く時期にもう一度登りたいですね

 

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せんじょうじき駅の前から
宝剣岳を望む

 

登山口の駒ヶ岳神社

 

左が宝剣岳、三ノ沢岳
右が木曽駒ケ岳

 

 
 ロープウェーから降り、駅から外に
 出ると千畳敷と宝剣岳、いつ見ても
 素晴らしい眺めですね

 紅葉は完全に終わっています
 少しは期待していたのですが
 やはり無理でした

 

 

 

 

 

 

 天気予報では晴れマークのみでしたが
 やや曇りがちの天気です

 駅舎の中の登山ポストに届けを
 入れてきたので、駒ケ岳神社前から
 出発です

 

 

 

 

 

 

 

 神社の前から標識に従い
 左に入り、丸太と石で出来た
 階段を登っていきます

 

 

 

 

 

  

稜線の極楽平まで丸太の階段を登る

 

極楽平

右が宝剣岳、三ノ沢岳
左は空木岳

 


 この階段が稜線まで続きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 稜線に上がるとそこが極楽平です

 この稜線は中央アルプス縦走路の
 主稜線で、左が空木岳方向、
 右が宝剣岳です

 

 

 


稜線より駒ヶ根の町と南アルプス

富士山も見えます

 

空木岳方向を振り返る

右最奥が南駒ケ岳
その手前が空木岳

 

2

遭難の碑分岐を前方に見る

中央標識の左が遭難の碑

右奥に宝剣岳が頭を出す

三ノ沢岳は左に下る
 

 

 

 主稜線に上がると大展望を楽しめます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 極楽平からの主稜線の登山道は
 両側は張られた植生保護のロープの
 中を進みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 極楽平から10分ほどで
 前方に遭難の碑がたつ
 小広場が見えてきます

 そこが三ノ沢岳への分岐にも
 なっています


遭難の碑分岐の標識

奥が三ノ沢岳


宝剣岳を見る

手前に小さな岩のピークがある

 

 

 宝剣岳の厳しさは予想されたので
 カメラとGPSを首にかけ、それ以外は
 ここに置き、自分の体を身軽にして出発

 

 

 

 

 

 

 

 

 遭難の碑の立つ小広場から
 宝剣岳を見ると、宝剣岳の
 手前に鎖の付けられた岩の
 小ピークを確認できます

 ここからまず少し下り、岩の
 小ピークを登り返すようです


手前の小ピークの鎖場

 

下りの鎖

ここが一番注意を要する

 

下りの鎖場を振り返る

この岩場を下ります

 

 

 鎖を使って岩のピークを越え
 少し横に進むと、今度は大きく
 岩場を下ります

 下の岩峰の登山道から
 岩塔がせりあがりその最高点が
 宝剣岳の頂上です

 

 

 

 

 

 

 この下りが一番の難所のようです

 垂直に近い壁を下ります


宝剣岳頂上(左)を見上げる

鎖の連続です

 

頂上手前の鎖場

 

 

 下の平に近い登山道に下り
 そこから宝剣岳頂上を見上げると
 この先も鎖の連続です

 

 

 


宝剣岳頂上の岩塔

 

頂上の祠

ここに小さな頂上標識が立つ

 

御嶽山

 

木曽駒ケ岳

左肩の背後に乗鞍岳

 

南アルプス連峰

 

主稜線と奥に空木岳、南駒ケ岳

右下に遭難の碑分岐

 

関連動画(下をクリック)

宝剣岳頂上より

 

 

 遭難の碑から20分ほどで
 頂上に到着です

 一番高い岩の周辺が
 頂上と思い、写真の塔のような
 岩に近づく

 狭い場所ですので大勢が
 同時には立てないが今日は
 他に誰もいない

 

 

 

 

 この岩の北側に祠があり
 小さな頂上標識が立っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宝剣岳頂上からの眺めは
 文句なしです

 もう少し青空であれば最高でした

 

 

 

 

遭難の碑分岐うより三ノ沢岳を望む

すぐ先に見える岩峰の左を巻く

 

岩峰の先から三ノ沢岳を望む

登山ルートが確認できます

 

 

 遭難の碑に一度戻って置いたいた
 ザックを背負い三ノ沢岳にここから
 向かえばいいのですが勘違いして
 極楽平までいき、慌ててここに戻る

 往復20分ロスしました

 ボケが始まっているのでしょうかね

 この分岐から三ノ沢岳がよく見えます
 この先に岩峰が確認できます

 峰のピークは越えず少し左を
 巻くようです

 

 

 

 

 上の写真の岩峰を越えると
 三ノ沢岳頂上までのルートが
 よく分かります

 ここからさらに下っていくと
 最初のピークがあり、そことの
 鞍部は少し広くなっており
 何か標識のようなものが見えます

 
 

 

 

 

 


広い鞍部から前方の
最初の小ピークを見る

 

2676m鞍部付近より前方を見る

しばらくハイマツの稜線が続く
 

 

三ノ沢岳頂上の手前に
岩稜の小ピークがある

 

岩稜の小ピークの登山道

この少し下の岩場は氷が付着

 

 

 鞍部に着くと何やら錆びた鉄製の標識跡
 のような物が立っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 上の写真の最初の小ピークを越え
 下ったところが2676m鞍部です

 ここからはハイマツ帯の中の登山道が
 しばらく続くようです

 ハイマツの根が登山道に張り出し
 歩きにくい箇所もあります

 ここからまた左写真の右の小ピークを越え
 下ったところが本ルート最低鞍部です
 

 

 

 

 

 最低鞍部手前の小ピークから
 前方を望むと、最低鞍部のさきには
 岩稜が待ち受けています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここが安全な三ノ沢岳ルートの中で
 一番注意を要する箇所でした

 今日は気温が低く、この写真の少し下には
 氷が解けずに岩に付着していて、うっかり
 足を乗せると滑る危険がありました

 


岩稜の小ピーク先は広々として
気持ちがいい

中央くらいに
遭難碑のケルンがある

 

三ノ沢岳頂上を見上げる

中央の岩峰が頂上最高点

 

 

 岩稜の小ピークを越えると
 広々として気持ちのいい登山道に
 なります

 三ノ沢岳頂上も近くなる

 眺めのよく広い場所ということも
 あって遭難碑のケルンが立っていました

 三人の若者の遭難碑でした

 「神よ護り給え、白き高みへ憧れる若者を」
 と書かれていました

 

 

 

 

 

 登山道は北東側から直接頂上へ
 登るのではなく頂上の東側を巻いて
 やや南側から頂上に上がります

 

 

 

 

 

 

 

 


三ノ沢岳頂上標識と三角点

稜線を右に行ったところに
最高点の岩場がある

 

最高点の岩場

木の標識らしきものもあった

 

南に恵那山を望む

 

宝剣岳

 

穂高連峰と槍ヶ岳

 

富士山を塩見岳(右)

 

奥は南アルプス連峰
左から塩見岳-悪沢岳-赤石岳-聖岳

手前は中央アルプスの主稜線
中央のピークが檜尾岳
 

中央手前が東川岳

奥は左から空木岳-赤椰岳-南駒ケ岳-越百山

 

関連動画(下をクリック)

三ノ沢岳頂上より

 

 

 頂上の稜線に上がると三角点と
 そこにかかる頂上標識が目に入る

 しかし最高点は三角点から
 稜線を少し右に入った岩場です

 その岩場付近には休憩に最適な
 広いスペースもあります

 

 

 

 

 

 

 

 この岩場からの眺めは360度の
 大パノラマでした


帰路を見る

中央の宝剣岳の右側に遭難の碑分岐

登り返しがきつそう

 


 

 往路、復路とも同じくらいの時間が
 かかりますので余裕を残して
 三ノ沢岳を下らないとキツイ

 

 

 

 


 

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