三国峠からのニペソツ山（右）と
ウペペサンケ山（左）

　考えならが車を走らせていると
　三国峠の手前で熊が国道を
　悠々と横切る

　人間くらいの大きさで薄い茶色でした
　ヒグマです

　思わず車を止めて、じっと見る
　熊もこちらを見ていましたが
　すぐ林の中に消えていく

　驚いて、写真を撮る余裕など
　ありませんでした、残念

　三国峠には駐車場がありトイレや
　売店もありました

　ここで車中泊することにする
　ここなら石狩岳も近いし、
　明日雨ならここから次の夕張岳に
　向うことにする

　朝４時半に起きると外は快晴

　峠の展望台からは素晴らしい
　景色が広がっています
　
　急いで準備して石狩岳の登山口に
　向う、途中まではニペソツ山の登山口
　と同じ道なので迷うことはない

シュナイダーコース登山口駐車場

正面右に石狩岳が望める

駐車場右奥が登山口

シュナイダーコース登山口

登山口側から見た駐車場

左に簡易トイレが写っています

　登山口から頂上が見えると
　気持がたかぶり、気力が湧く

　石狩岳登山口という標識はないが
　広場の入口には大きな案内板も
　立っているのでこれを目印に
　林道を走ってくると良い

　２０台は楽に駐車できそうな
　広さがありテント設営も可能です

　広場の横には沢が流れているので
　水も確保できます

　石狩岳には広場の右奥の階段を
　登って行きます

　駐車場を下山時に登山口から
　撮影した写真です

　広場には簡易トイレもありました

　下山したら仙台の大沢さんが
　私の隣に駐車していて、石狩岳の
　様子を尋ねてきましたので、その
　眺めの素晴らしさの話などして、
　大沢さんからは北海道の情報を
　もらいっました
　

登山口を入ると祠がある

　今日は素晴らしい青空です
　こんな日はどんな苦しい山でも
　登れそうな気になります

　登山口を入るとすぐ小さな祠が
　あり、今日の安全を祈願して出発

沢の右を少し離れて進む

　沢の右側を少し離れて
　緩やかに登って行きます

　目印テープが巻かれていますので
　それをたどっていきます

　写真の地点で沢の方へ入れるよう
　道がありますが、大回りになります

渡渉地点

飛び石を渡る

　登山口から３０分ほど歩くと
　渡渉地点です

　飛び石で渡れる沢幅ですので
　靴を濡らす事もないでしょう

尾根に取り付く地点

石狩岳４.５km標識あり

　渡渉して沢沿いに進むと
　１０分もしないうちに
　「石狩岳４.５km」の標識が
　あります

　その先にも足寄山友会の
　記念標識が架かっています

　ここから尾根に取り付き
　本格的な登りとなります

　ここから標高１７６０ｍの
　石狩の肩まで約標高差
　約８００ｍを一気に登ります

登山道の露岩

急坂の連続です

樹間より石狩岳頂上が見える

フィックスロープの架かる露岩部

　尾根の登山道の所々に大きな
　岩が露出しています

　キツイ登りですが、尾根に取り付いて
　１時間ほどすれば樹林が所々きれて
　石狩岳が見え、頂上が近づいてきます

　尾根を６割程度登ると
　岩場がありフックスロープが
　付けられてました

　ロープがあるのは多分ここだけだと
　思いました

　ここもさほど危険な事はなく
　シュナイダーコースはキツイですが
　安全な道です
　

樹林の尾根の急坂が続く

ニペソツ山が姿をあらわす

　稜線が近くなるとニペソツ山が
　見えるようになります

　二日前に登ったのですが
　ガスでどこを歩いていたのか
　分らない状態でした

　こうやって離れて眺めると
　実に厳しい姿をしていますね
　

石狩の方を見あげる

石狩岳頂上部が近くなる

どこが頂上かよく分からない

石狩の肩はあと少しです

　ハイマツ帯となり
　やっと石狩の肩らしき
　箇所が確認できるように
　なりました

　左上に目をやれば
　石狩岳の頂上です

　しかしどこが頂上なのだろう

　稜線が見え、ハイマツの中の急坂を
　登りきります

稜線の石狩の肩に飛び出す

正面は大雪の山並

石狩岳頂上を見る

ニペソツ山

左の天狗平、天狗岳も確認できる

（写真をクリックして下さい）

大雪山

旭岳（左の雲の中）
白雲岳（中央）
黒岳（右）

　

雲より頭を出す旭岳

（写真をクリックして下さい）

　稜線に出ると一気に展望が
　開けます

　その変わりように思わず
　声をあげてしまいます

　正面には残雪が山肌に点在する
　大雪の山並です

 　左を向けば石狩岳頂上に緑の稜線が
　伸びています

　その稜線に沿って登山道は刻まれて
　います
　

　石狩岳頂上の左側には
　ニペソツ山の鋭鋒です

　天狗平や天狗岳の様子も
　よく分かり、歩いたルートを
　確認することが出来ます

　何も見えない中登ったので
　あんな険しい所を登った実感は
　殆どありません

　昨年旭岳に登ったのですが
　その時も台風の影響で
　頂上からは何も見えず

　北海道で初めて大雪の
　山並を確認するこができました

花咲く登山道を登り頂上をめざす

１９６６ｍ頂上を見あげる

　石狩の肩から頂上までは一度
　緩やかに下ってから最後の坂を
　登っていきます

　道は稜線の右−左−右と付けられて
　脇には多くの花が咲いており、
　急坂ですが展望もあり苦にならない

　いよいよ最後の一登りです

１９６６ｍ標識のある頂上

ここに頂上標識があるが
最高点はさらに稜線を南に進む
　

トウラウシと手前に
沼の原の湿原

（写真をクリックして下さい）

最高点１９６７ｍ地点を見る

　ピークに出ると木片に
　「石狩岳頂上１９６６ｍ」と
　書かれた標識が立っています

　狭く３人も休憩すれば満員です

　ここの標高は１９６６ｍで
　最高点の１９６７ｍではないようです

　最高点はさらに稜線を川上岳（南）に
　行った所にあるようです

　ここからの眺めも素晴らしい

　トムラウシの手前に広い湿原が
　ありロマンチックな雰囲気です

　目の前に広がる景色は
　北海道らしいスケールの大きな
　ものです

　やはりここから２５０ｍほど先の
　向うのピークの方が高そうに見えます

　１ｍの違いとは思えませんけど

稜線の右側を進む

目の前に最高点

　１９６６ｍピークで写真を撮って
　すぐ移動

　稜線の右側（西側）を一度
　緩く下り登り返すと約１０分ほどで
　最高点です

石狩岳最高点（１９６７ｍ）

背後左のピークが１９６６頂上

大雪山
（右から黒岳、白雲岳、旭岳）

（写真をクリックして下さい）

忠別岳（中央）、化雲岳（左）

トムラウシ〜十勝連峰（左奥）

トウラウシの眺め（大きな山ですね）

（写真をクリックして下さい）

十勝連峰

右からオプタテシケ山、美瑛冨士
美瑛岳、十勝岳（褐色の山）

（写真をクリックして下さい）
　

ニペソツ山頂上の鋭鋒

まるで槍ヶ岳です

　地図もここの標高は１９６７ｍと
　なっていますので、ここが最高点でしょう

　こちらはまずまずの広さがありますので
　ゆっくり休憩するならここまで足を延ばした
　ほうがいいと思われる

　ここからの眺めも文句なし

　時間の経つのを忘れる眺めでした

大雪湖を見下ろす

音更山

ユニ石狩岳

石狩の肩を見下ろす

１９６６ｍ頂上より
駐車場をズームＵＰ

　１９６７ｍピークで景色を堪能して
　１９６６ｍピークに戻ると、私の少し後に
　駐車場に入ってきた６０代後半の夫婦の
　登山者が休んでいました

　大雪山に詳しい方でしたのでいろいろ
　教えてもらいました

　ここから北〜北東方向を眺めると
　音更山やユニ石狩岳が確認できます

　石狩の肩を見下ろすと、そこから
　南東へ派生しているシュナイダーコースの
　尾根の険しい角度がよく分かる

　石狩の肩から音更山〜十国峠へとへ
　続くコースも確認できます

　驚いたことにこの頂上から
　シュナイダーコース登山口の
　広場が見えます

　ズームアップで撮影したのですが
　拡大すると車もハッキリ確認できました

　標高２０００ｍ近くの頂上から登山口が
　はっきり確認できる山はそうは無いですね

下山時に石狩岳を見上げる

右端が石狩の肩

　頂上から登山口が見えたのですから
　勿論下から、頂上が見えます

　下山すると青空の中に石狩岳が
　座しています
　石狩の肩、二つのピークを確認
　しながら今日の楽しかった山登り
　に感謝です

　明日は夕張岳に登ります

　音更町に移動してそこで
　「健康ハウス木野温泉」に立ち寄る
　名前からして温泉はあまり期待
　していなかったのですが、十勝川温泉と
　同じ褐色のモール温泉で泉質、施設とも
　申し分なしの温泉でした

　又ここらに来る事があったら
　立ち寄りたい温泉です