袈裟丸山

 

2011年 6 月4日  前袈裟丸山−1878m、 後袈裟丸山−1908m  晴れ

                       
折場駐車場(4:35)− 賽の河原(5:35)−小丸山頂上(6:25)−小丸山頂上発(6:30)−避難小屋(6:42)−前袈裟丸山頂上(7:30)

−後袈裟丸山頂上(8:15)−後袈裟丸山頂上発(8:30)−前袈裟丸山(9: 15)−避難小屋(9:55)−小丸山トラバース道経由

−賽の河原(11:00)−展望やぐらに上がり休憩、つつじ平周辺散策(約20分)−折場駐車場着(12:00)

 

今日の歩行時間  前袈裟丸山までの登り= 2時間 50分、 前袈裟丸山〜後袈裟丸山=45分、 後袈裟山〜折場登山口=3時間30分

標高差 後袈裟丸山1908m−1192m(折場登山口)=716m

今日のルート(往復)の累積標高差(+)=1213m

距離=12.599km  

 

登山ルート地図 及びルート標高図 

やはりアカヤシオツツジには遅かったようです

下山時の時に少しの間、同行させて戴いた地元の金子さんという山ガールの方の
話しでは2週間前(5月中旬)がアカヤシオの見頃だったようです
アカヤシオのビューポイントは小丸山付近がいいとのことでした
いろいろ教えていただいてありがとうございました

しかし他のシロヤシオ、ミツバツツジ、シャクナゲなどの花が迎えてくれ、良い山歩きができました
これからはレンゲツツジや山ツツジが咲くようです、評判通りの花の山です

前袈裟丸山までの道は整備され、ファミリーでも登れる山です

小丸山のトラバース道がガイドブックに載っていましたので帰りに利用しようと思いましたが
避難小屋を過ぎても入口がわからない、尾根の登山道から南を見ると
少し下がった笹原を歩いている夫婦を発見、尾根から笹原を、そのあたりまで
下っていくと、赤テープのついた木と細い道があったのでその道を進む
小丸山の南側で登山道にでるのですが、立入禁止のロープが張られ
トラバース道には入れないようになっていました、道理で分岐が分からなかったはずです

私はトラバース道に入ってしまいましたが通行禁止ですので注意してください
危険なルートではなかったので多分植生保護の為の措置と思われます

前袈裟丸山から後袈裟丸山の間も通行禁止の立て札がありました

事前のインターネットの調べで入れそうな様子でしたので
いけるとこまで行こうと思い後袈裟丸山に向かいました

八反張は確かに両側はやや崩落していますが
道はさほど狭くないので鎖の手摺りに掴まらなくても渡れます

危険なのは鎖の支柱です、ほとんどがぐらついていて
鎖に力をかけ過ぎるとバランスを崩すかも知れませんので要注意

八反張から後袈裟丸山へは急登りです
通行禁止の立て札の事もあり、笹の下払いがされてないし登山者も少ないので
道は笹で覆われ登りにくいですね、整備をすることはできないのですかね

 

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折場駐車場

手前側にトイレ
左側に登山口

 

トイレ

 

登山口の右側には
水が出ている

(ここで手洗いができる)

 

折場登山口

登山届ポストの向う側にも
階段があります

 


 4時半にはもう充分明るくなります

 朝は駐車場には写真のように6台ほど
 しか車はなかったのですか、下山時は
 駐車場は満車、道路脇にも車が
 ビッシリ、この山の人気の高さが
 うかがえました

 折場登山口までの林道は
 舗装され運転しやすい道でした

 以前東北の山で知り合った人から
 春から夏にかけて次々に花の咲く
 袈裟丸山の事を聞き、前から一度
 登りたいと思っていました

 

 

 

 

 トイレには手洗い場がありませんが
 登山口の脇に下の写真のように
 水が出ている所がありますので
 そこを利用します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 左に駐車場があります

 登山口には登山ポストもあります

 登り口が2ヶ所ありどちらから登っても
 すぐ上で合流します

 

 


展望岩場(手前)

北西側が開けた尾根を進む

 

下をのぞくと
連続する滝が見えました

 

朝の赤城山

 

 

 登山口を登り始めると
 直進する階段のコースが
 ロープで閉鎖され南廻りコースに
 誘導されます

 樹林帯の中の手頃な斜度の
 登山道を25分ほど登ると
 視界が開け、写真のような
 岩が積み重なった場所にでます

 そこからこれから進む尾根の
 ルートが見渡せます

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 尾根に咲くシロヤシオを
 楽しみながら赤城山を
 南西に望み、気持ちのいい
 朝の山歩きです

 

 

 


つつじ平

右がつつじ平

賽の河原は直進

 

つつじ平の様子(下山時立ち寄り)

 

ミツバツツジの咲く登山道

奥が賽の河原方向

 

 

 展望にいい尾根を過ぎると
 樹林帯に入り、つつじ平と
 呼ばれる一帯に着きます

 下山時に写真の矢印標識の
 から右に入り、つつじ平を散策する

 ここから少し先の右側に展望台のような
 丘があったので下山時にそこにも
 立ち寄る

 アカヤシオは既に終わり、シロヤシオ
 ミツバツツジの群落が確認できますが
 全山埋め尽くすとまではいきません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つつじ平の矢印標識を
 直進して賽の河原に
 向かってツツジの
 トンネルの中を進みます

 登山道からのミツバツツジは
 この辺りが一番綺麗でした

 

 


登山道から正面に袈裟丸山が見える

中央が前袈裟丸山
その右が後袈裟丸山

 

展望やぐら

背後に袈裟丸山

下山時に上まであがり
眺めを楽しむ

 


 つつじ平を過ぎると開けた場所に出ます

 前方には袈裟丸山の前袈裟丸山から
 後袈裟丸山、中袈裟丸山、奥袈裟丸山へと
 続く山並が望めます
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 開けた場所を進むと丸太で組まれた
 展望台が現れます

 下にはベンチもありました

 ここに上がると袈裟丸山の
 様子がよく分かります

 

 


賽の河原

中央に地蔵様が祀ってある

右側から塔の沢コースが合流

 

賽の河原のすぐ先にも
同じように荒涼とした場所が
あります

シロヤシオが多く咲いていました

 


 展望やぐらから3分もしない
 うちに塔の沢コースとの合流点の
 賽の河原に着きます

 賽の河原と呼ばれるだけあって
 荒涼とした雰囲気です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 賽の河原を過ぎるとまた賽の河原の
 ような殺風景な場所に出ます

 ここは周囲にシロヤシオが咲き
 前方に袈裟丸山が確認できます


カラマツ林の新緑が鮮やか

 

二子山コースの分岐点?

右が賽の河原方向
左斜めが二子山(廃道のようです)

小丸山側から振り返って撮影

 


 上の殺風景な場所を過ぎると
 新緑のカラマツ林の中の平坦な
 道を進みます

 鮮やかな緑の中にミツバツヅジの
 赤紫の花が点在して美しい
 

 

 

 

 

 

 

 カラマツ林を抜けると溝状の登山道が
 右後方から合流してきますが、ガイドマップでは
 二子山からの道のようですが、今は廃道に
 なっているようです

 

 

 

 


1607mピークにある
雨量観測局

登山道から少し西に入り込んで
いますので見逃しやすい

 

シロヤシオ、ミツバツツジの咲く登山道

このすぐ先に「床水起」石柱

 

「床水起」の石柱の立つ
石積みのピーク

中央右手前に石柱

 


 道は1607mの小ピークまで
 緩やかに笹原の木立の中を
 登っていきます

 ピークの地点の左の木立の向こう側に
 写真の雨量観測局の鉄柱が立っています

 鉄柱の廻りは広場のようになっていますが
 木立に隠れて見逃していましそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この辺りにも登山道の脇にツツジが
 咲いていて目を楽しませてくれます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツツジに見とれていると
 前方にこんもりとした石積みの
 丘が現れます

 よく見ると石柱が埋まっており
 「床水起」と書かれているようです

 最後の起の文字は殆ど埋まって
 読めませんでした
 

 

 

 

 

 


賽の河原のような場所から
正面に小丸山
 

 

 「床水起」の石柱から緩く下って鞍部に
 出ると開けた場所です

 前方には林が見え、そこを通りぬけると
 小いさな賽の河原のような小石が積まれた
 場所です

 その向うには小丸山が見えます

 

 

 

 


小丸山頂上

 

小丸山から前袈裟丸山(左)
後袈裟丸山(右)

 

 

 上の場所から15ほどで小丸山の頂上です

 そのルートの周辺がアカヤシオの見どころの
 ようですが、今日は全く見ることができません
 でした

 小丸山の頂上からは袈裟丸山の連峰が
 近くに望めます

  

 

 

 

 

 

 

 


避難小屋(左の黄色の蒲鉾形小屋)と
トイレ(右)の白い小屋

背後のシラカバ林を直進

 

 

 小丸山頂上からは一気に下り
 一度平坦な場所に出ます

 そこからまた袈裟丸山との鞍部
 まで下ると広い場所に左に
 黄色い蒲鉾形の避難小屋と
 右にトイレがあります

 その背後には美しい白樺林が
 続きます


 
 


前袈裟丸山手前の鞍部より
前袈裟丸山を望む

ここからが急登になります

 

樹林帯を抜けると展望が開ける

 

 

 高原ムード漂う白樺林を
 抜け、1685mのピークの南西側を
 トラバースして少し下ると
 前方に樹林とその上に
 前袈裟丸の姿が望めます

 登山道は樹林帯の中に隠れ
 確認できません

 この先の白樺林をすぎ
 針葉樹林に入ると
 急登となります

 

 

 

 

 

 急登は20分近く続き
 開けた笹原の尾根に出る

 


前袈裟丸山頂上

広い頂上ですが
眺望はよくない

 

後袈裟丸山へのルートが
八反張風化の通行止めの立て札
 

 

 5分ほど緩やかな笹原の
 尾根を進めば前方に前袈裟丸山の
 頂上が見えてきます

 広場のようになっていて
 休憩には十分の広さは
 ありますが廻りは木立で
 眺望はありません

 

 

 

 

 

 

 後袈裟丸山へのルートの
 入口には左の注意看板が
 立っていました

 インターネットで事前に
 調べて情報通りでした

 しかしその情報では危険性は
 さほどないとの事でしたし
 この頂上から後袈裟丸山に
 少し向かった所に今日一番の
 ビューポイントがあるとの
 事でしたので、行けるとこまで
 行ってみる

 

 

 

少し後袈裟丸山にむかった地点
に展望ポイントがある

右が後袈裟丸山

その左背後に至仏山、さらに左に武尊山
 

至仏山

 

武尊山(右)

 

日光白根山

 

男体山

左端に太郎山

 

登山道より後袈裟丸山

最奥中央は皇海山

 

シャクナゲの登山道

この辺りが最もシャクナゲが咲いていた

 

 

 前袈裟丸山の頂上から
 すぐ先はシャクナゲや灌木の
 小枝が登山道をふさいだような
 状態で歩きにくいですがそこは
 僅かな間でそこを過ぎると
 視界が一気に広がり大展望です

 360度とはいきませんが前袈裟丸山側の
 南側を除いて他は遮るものはありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 展望を楽しんだらシャクナゲの
 登山道を下っていきます

 

 

 

 

 

 


八反張

左右に鎖が手摺りのように設置されて
いるが支柱がグラグラなので
力はかけないように

 

笹に覆われた急坂

今日一番の急登です

 

 

 前袈裟丸山と後袈裟丸山の間の
 鞍部が八反張です

 ここは細い尾根になっていて
 両側にポールが立ちそこに
 手摺り状に鎖を渡しています

 風化している地形よりも問題は
 ポールにあります

 地面にしっかり固定されていず、
 ぐらついているので鎖に掴まると
 不安定な状態になります

 細い尾根部分は鎖に掴まらなくても
 充分は広さもあり足場も平坦ですので
 危険ではありません

 下り口の所は鎖を利用した方が
 安全かもしれません

 しかしここは整備すれば十分安全に通行
 できる場所なのに残念です

 

 八反張からは今日一番の急坂を
 登ります

 しかも笹の下払いがしてないので
 足元を確認しながらの登りです
 

 


後袈裟丸山の頂上が見えてくる

 

後袈裟丸山頂上

標識右が前袈裟丸山

手前が群界尾根コース
奥が奥袈裟丸山方向
 

関連動画(下をクリック)

後袈裟丸山頂上より

 

 

 息を切らせながら15分ほど登ると
 後袈裟丸山の頂上の標識、案内板が
 見えてきます

 

 

 

 

 

 

 

 後袈裟丸山の頂上はさほど広くありません

 ここにもシャクナゲが咲いていました

 眺望はあまり良くありません

 動画で撮影してありますので
 左欄下の「後袈裟丸山頂上より」を
 クリックして様子を確認してください

 

 

 

 

 

 

 

 


小丸山トラバース道の様子

所々に赤テープがあります

 

登山道のこの場所に
トラバース道(奥側)が合流する

ロープで立入禁止になっていました
 

 

 下山時は避難小屋から小丸山頂上間の
 登りを回避しようと思い、ガイドブックの地図に
 載っているトラバース道を行くことにするが
 入口がみつからない

 小丸山から下ってくる人に聞いても不明

 諦めて登山道を戻ろうとしていると尾根の
 南側の少し下の笹原の斜面を歩いている
 夫婦連れを発見

 多分あそこがトラバース道だと思い笹原を
 下ると枝に赤テープがあり、細い踏み跡が
 ありましたのでそこを進む

 道は目印の赤テープが所々にあり、踏み跡も
 しっかりしているので迷うことはありません

 どうして分岐が登って来た時に
 わからなかったのでろう

 その答えは登山道に出た地点で分かりました

 このトラバース道は現在は通行禁止で分岐地点
 にはテープが張ってありました

 多分避難小屋側の分岐も通行禁止に
 なっていて標識類はなく入りこまないように
 なっているのでしょう

 

 

 

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