焼岳

２００３年６月６日　焼岳２４５５ｍ　天候　登山開始快晴（１１℃）－頂上快晴（春霞１３℃）

国道１５８号－長野県側安房峠入り口－１０号カーブ－登山口駐車場（５：４５）
－リンドウ平（７：００）－中の湯バス停方面分岐（７：１５）－雪渓横断（７：５０）
－鞍部標識（８：１５）－頂上（８：３５）－下山開始（９：１５）－登山口到着（１１：００）

所要時間（歩行時間）：登り＝２時間５０分　下り＝１時間４５分

　前夜に安曇村国道１５８号の道の駅
　「風穴の里」で車中泊

　早朝５時に起き、安房トンネル方面に向
　かい、安房トンネル手前を右折し安房峠
　道路に入る

　中の湯旅館を過ぎ、１０号カーブ（道路
　壁に看板が設置）の先に右の写真の
　駐車場が有り、そこに駐車

　写真は登山道を少し登った所から撮影

　登山口は道路をはさんだ駐車場の
　向い側にあります

　どうも雪捨て場になっていたようで
　積まれた雪が残っていました
　

駐車場
　

登山口
　

　登山口を入ると新緑の平坦な登山道
　です

　気持ちの良い山歩きです

登山道入り口の新緑
　

　登山道は一本道で分かりやすかったの
　ですが、少し下って雪の残る広い林に
　出ると、目印の赤テープが見つからず
　多分、木々の開けている方向だろう
　と思い、まっすぐ進む

　これが大間違いで、まったく目印が無くなる

　また、迷ってしまった（よく迷うのです）

　すぐ道を引き返すと今まで、気が付か
　なかったが、焼岳が林の向こうに見え
　ました

　木々をかき分け、焼岳の方向に進むと、
　目印もありましたので一安心

　登山道が雪で埋もれた状態で、木の枝が
　ふさがってルートが分かりにくい

　ここがリンドウ平だと確信して進んで
　いると、右の写真のリンドウ平と
　書かれた標識板が有りました

　（リンドウ平に出たら左の方向
　に進み、焼岳をめざす）

リンドウ平から焼岳方面
　

リンドウ平の標識板
　

　リンドウ平標識板から５分くらい
　で、中の湯バス停方面からの
　登山道と合流する「中の湯分岐」
　です

中の湯分岐の標識
　

　さらに分岐から５分進むと、雪の
　残る深い沢の下堀沢に出ます

下堀沢の雪渓
　

　この沢の左側を登って行くと噴煙の
　上がる焼岳北峰が見えてきます

　どうも雪渓を横断しなければいけない
　ようですが、どこで横断しようかと
　迷っていると、雪渓の右側（今は
　左側を登っています）に○印の付いた
　石が見えましたのでそれを目指して
　雪渓を渡る

　下山時に会った夫婦の登山者に
　聞いたのですが、その人達がここを
　渡ろうとしたら、大きな音がして
　上から落石があり肝を冷やした
　そうです

　確かに雪渓には１ｍ以上も有る
　大きな石があちこちに転がって
　います

　あれが直撃したらと思うと
　ぞっとします（注意！）

焼岳北峰

雪渓横断箇所
　

　きつい傾斜の雪と岩の斜面を
　登りきると、南峰直下の鞍部
　に到達

　そこには簡単な標識が有りました

　鞍部に立ち、東側をのぞたら、
　コバルトブルーの神秘的な
　火口湖が有り、その美しさに
　感動

　ここまで来ると硫黄の匂いが
　つよい

鞍部の標識

鞍部東側の火口湖
　

　鞍部から、これから登る北峰
　を望むとルートのすぐ近くから
　ら噴煙が上がっています

　噴煙口のすぐ下を通るようです

　まだ他にも噴煙口があるようで
　岩場の向こう側にも煙が見えます

噴煙口と北峰

　尾根を北峰に進む時に見えた
　笠が岳です

尾根から見た笠ヶ岳

　北峰の岩場を巻くと右のような
　黄色に変色した噴煙口があり、
　猛烈な猛烈で煙が出ていました

頂上直下の噴出口

　上高地、中尾温泉側からの
　ルートと出合い、頂上に到達

　頂上は結構広い

　メジャーな山の割りに頂上の
　飾りはシンプルです

　静かで、穏やかで最高な日です

　こんな山登りがいい

　リピーターが多いというのも
　うなずけます
　

頂上全体

　頂上から南峰を眺めると
　その背後に乗鞍岳がボンヤリ
　見えました

　春特有の霞がかかっています

　しかし全然噴煙の上がっていない
　南峰が立ち入り禁止で噴煙立上る
　北峰が登れるというのも不思議
　なものですね

　穂高、槍も霞でボンヤリしか
　見えません

　でもこれも春らしくて趣が
　ありますよね

南峰と乗鞍岳

頂上から穂高方面
　

　
　下山して駐車場から右のような
　穂高岳が見えました

　まだ１１時なので中の湯の日帰り
　湯が入浴できる時間には早いので
　予定を変更して、波田町の
　「竜島温泉」に入って帰りました

駐車場より穂高の吊尾根