御池岳－鈴北岳

台風が去ったというのに三連休の　真ん中の日曜日は時々雨の天気　でしたが、月曜日は天気予報では　何とか晴れそうです　近場の鈴鹿山系の最高峰の御池岳と　鈴北岳を登る事にする　登山口への国道３０６号に入ると　ゲートが閉まっています　ここからですと登山口まで　どのくらい距離があるか　地図で確かめる　１時間くらい車道を歩けば　行けそうです　かえって車が通らないから　安心して車道を歩けます　もう３台ほど駐車されていて　登山者もいるようです　車の通らない広い車道の真ん中　を歩くのも気持いいものです　コグルミ谷登山口の近くまで　来ると右下の写真のような　看板があり　コグルミ谷登山口周辺には　駐車場所がないようです　私の予定はもう少し上の　鞍掛トンネル入口（東）の　登山口に駐車して、車道を　下ってコグルミ谷から登り　鞍掛トンネル東登山口に　下山するつもりでしたので　正解でした	国道３０６号三重県側入口ゲート（路肩に駐車）　コグルミ谷登山口手前の駐車禁止看板
登山口で登山届けに記入して　いると、先ほど車道で追い越した　登山者がやってくる　登山開始をするがすぐ登山道が　不明瞭になる　沢の中を進んでいくが心配に　なり先ほどの登山者を待つ　彼は沢の上の林の中を歩いている　ので私もそちらの方に行く　話を聞くと彼は今年の春にこの　ルートを登っているとの事　心強いので同行させてもらう　すぐ登山道がなくなる　本来は沢に沿って登山道が　有るらしいが、どうも先日の　台風で崩れ落ちたらしい　車道が通行止めになっている　くらいだから、この辺りも相当　被害があると考えなければ　いけないのでしょう　この沢を登っていけば間違いなく　出れるとの言葉に登山道が　なくなった所は沢をよじ登る　タテ谷の分岐を過ぎても　状況は変わらず、登山道が　林のなかに所々は残っていま　したが沢に近い部分は　殆どが消えていました　彼がいなければ多分、道が　分からず不安になり、途中で　引き返した事でしょう　沢にロープが張っている　地点が見えてくる　この上が長命水です　ロープが張ってあるのは　沢の岩盤の石灰石が　溶けて、陥没する恐れが　あるからだそうです　長命水を過ぎたら左の　林に入り、山腹を登る	コグルミ谷登山口（電話ＢＯＸが登山届箱）　タテ谷分岐（右に上がるとタテ谷）コグルミ谷登山道台風の影響で沢沿いの登山道が崩れ落ちている
やがて写真の白船峠分岐　にでる　地図では尾根になっていますが　樹林に囲まれ、想像していた　地形とは少し違いました　ここまでの林の中のルート　でも、それと分かるハッキリと　した登山道は少なく、いつも　整備が万全な名山ばかり　登っている私に「低山を侮る事　なかれ」の感を抱かせました　この県境尾根に沿って進み、　小尾根を越えると真ノ谷　分岐です　標識に従って御池岳への　ルートをとる	白船峠分岐　真ノ谷分岐
真ノ谷から斜面をひと登りして　御池岳（丸山）頂上です　あいにく周りは樹林に囲まれ　展望は開けません　それにガスもかかっているので　遠くまで見えません　ここで、ここまで同行させて頂いた地元　四日市の方と違うルートになるので　（彼はボタンブチに向かう）お別れです　どうもありがとうございました　ガイドブックによると鈴北岳頂上は　笹原で見晴らしが良いと　書いてあったのでそちらで　休憩する事にして、早々に鈴北岳　に向かう	御池岳頂上
頂上の標識に従い林の中を　進むが目印が殆どありませんし　踏み跡が明瞭ではありません　それとガスで目的の鈴北岳の　位置を確認できません　ガイドブックの地図と小さな　磁石しかありませんが、それが　頼りです　林の中を下り真ノ谷に　出る　真ノ谷の源流の笹原を進めば　いいのですが、笹が深く踏み跡も　全くわからないので少し山腹の　歩きやすい所を谷に沿って進む　ここまでは合っていましたが　ここから先を間違えました　私の地図では広い笹原を少し南西に　迂回するようになっていますので　方向をそちらにとるがここで　迷ってしまいました　一度高い場所に出ようと思い　写真の岩場の小ピークに登る　ここでガスが少しとれ、北の方向に　笹の山が見えたので、そちらに　進む	鈴北岳に向かう登山道の紅葉した林　迷って出た岩場の小ピーク
林の中にところどころに足跡があり、　その上を進む　後で考えるとどうもそれは途中　沢山姿を見かけた鹿の足跡　のようです　先ほど見えた笹のピークに着くが　鈴北岳ではありません　ここで晴れてきて目の前に　鈴北岳と思われ山を確認　できました　笹の中を鈴ガ岳と鈴北岳を　つなぐ稜線まで登り鈴北岳　まで戻るように尾根を歩いて　鈴北岳頂上に到着　周囲は笹原ですので　遠く伊勢湾まで見渡せます　ここから御池岳を望むと　すぐそこです　見下ろすとルートも確認できます　だいぶ大回りしたようです	鈴北岳頂上（正面奥が鞍掛峠に向かう県境登山道）　鈴北岳頂上より御池岳を眺める
鈴北岳から鞍掛トンネル　東登山口までの道はハッキリ　しています　頂上から少し下った所に　タテ谷道が合流する地点が　あります　頂上で会ったタテ谷を登ってきた　人の話ではタテ谷道も台風の　影響で道が分からない箇所が　あるそうです　高圧鉄塔の下をくぐるとすぐ　鞍掛峠です	タテ谷道合流点（右に下るとタテ谷道）　高圧鉄塔下の県境登山道鞍掛峠（トンネル東側へは右に入る）
この峠を右に下って行き　急斜面をおりて行くと　鞍掛トンネル東側の登山口に　でます　トンネル手前の登山口には　広い駐車場があります　ここから車道を下ってゲートまで　戻ります　途中、車道で追いついた夫婦連れ　の方はコグルミ谷道で登ったが道が　分からず２時間登って引き返した　と話してくれました　また、その前に追い越した男性　５人連れも途中で引き返したとの　事でした　やはりコグルミ谷道を始めて登る　人達にはあの状態では困難だと　思います　私は先週の黒姫山に続き、　地元の方と同行する事ができ　ラッキーでした　しかし経験と地図を正確に読む　技量が低山登りには必要な事を　知らされました	鞍掛トンネル東側登山口　登山口の広い駐車場（左奥が鞍掛トンネル）