老平駐車場

ここに５台
すぐ上に５台駐車可能

（右側が林道側）

※広河原までの写真は
すべて下山時撮影

林道ゲート
登山届けポストあり

登山者は知合いになった
藤枝市の大石さん

届けを出して奥に進む

　駐車場にはもう
　新潟ナンバーの車が
　１台止まっていました

　今日は今までで最も長い
　一日になりそうなので
　すぐ準備して出発

　新潟ナンバーの車から
　人が出てきて話しかけて
　きたので挨拶して歩きだす

　まだ真っ暗ですが
　渡渉がある広河原まで
　２時間近くかかるので
　丁度広河原に到着する
　頃には明るくなると思われた

　駐車場を出て林道を歩き
　はじめるとすぐ左下写真の
　ゲートがあります

　登山届けポストも設置してあります

　写真の登山者は藤枝市の大石さんで
　布引崩れで追い越され、頂上と
　下山時の広河原で一緒になり
　知り合いになりました

　下山したあと一緒にヴィラ雨畑の
　温泉で汗を流しました

　今日もいい人と会う事ができました

林道分岐

右に上がります
（標識あり）

林道終点

ここで正面の標識の前を
左に入る

　黄色い標識が有りますので
　間違うことはないでしょう
　

　分岐から５分ほどで「山火事注意」の
　看板が立つ写真の地点に到着

　林道は右にカーブしていて
　すぐ行き止まりです

　笊ヶ岳には看板の前を左に入り
　ます（看板に小さな標識が付いてます）

　ここから登山道がはじまります

小さな茶畑

ここを右に入る

一軒家（廃屋）

石垣の手前を左に入る

　すぐ猫の額くらいしかない小さな
　茶畑にぶつかりますので、そこを
　右に進みます
　

　続いて写真の一軒家（廃屋）が
　現れますので石垣に沿って
　左に進みます

吊橋

すごく揺れる

　一軒家から手摺りのついた
　橋を二つ渡ると、次は
　支流にかかる吊橋です

　この吊橋が凄く揺れ、恐い

　一人づつ渡ることを
　おすすめします

注意を要する丸太の桟道

天然シャワー

左は崖

崩壊地を横切る

　写真のような丸太とハシゴを
　組み合わせた桟道を渡りますが
　丸太が濡れていて滑りそうです

　ゆっくり渡りましょう

　桟道を渡ると天然のシャワー
　の下をくぐります

　左に寄れば多少は避けれる
　のですが左は断崖で恐くて
　寄れないので右半身は
　少し濡れますが苦になりません

　シャワーの先は足場の悪い
　崩壊地ですが、ここは斜度が
　わりと緩やかな斜面ですので
　恐怖感はあまりありません

傾いた橋

山側に１０度ほど傾く
（特に下りの時注意要）

　この桟道は恐い

　進行方向を見て山側に
　１０度ほど傾いていると
　思われました

　行きはまだ暗く谷底も見えず
　手摺りを摑みながら登って行けば
　苦にならず渡れましたが、帰りは
　下る方向で且つ、左に傾き、下を
　見ると落ちたら絶対に助からない
　深さです

　　手摺りを摑む手に自然と力が入る
　

広河原に到着

ここで河原に下りずに
先に進む

写真左上の「最終水場」の
標識の先で河原に下る

渡渉地点

対岸に黄色のマークあり

　広河原に付いてもすぐ
　沢に下りずに沢沿いに
　直進します

　途中、赤や黄色のペンキで
　マークしてありますので
　それに従います

　左写真の「最終水場」の標識が
　細い木に取り付けてある地点まで
　来ると対岸の黄色いペンキの印が
　見えます

　水量がやや多いようです
　何とか飛び石で渡るが最後２ｍほどは
　飛び石がない、靴より深そうです
　スパッツもしている事と思い
　強引に水の中を一気に渡る

　少し水がしみましたが大したことない

　帰りは今より水量が少なくならない
　限り、靴を脱いで渡った方が良さそうです

広河原渡渉地点の先の広場

（写真奥が渡渉地点）

下山時にはテントが設営
されていた

　対岸の黄色の印のある渡渉点に渡り
　岸を上がると写真のような広場に
　なっています

　そこを通り、黄色のペンキの印の
　地点からキツイ登りがはじまります

　左の写真は下山時に上から
　広河原に向って撮影したものです

　その時には新潟からきた中高年の
　グループのテントが二張り設営
　されてました

山の神

　九十九折りを登っていくと
　４０分ほどで写真の
　小さな祠が祀られた山の神です

　前夜の睡眠不足と最近の
　胃の不快感が今日も続き、
　体調は良くない

　この先頂上まで行けるか
　不安になりました

　ここから布引崩れまで、苦しい
　登りで、ただひたすら樹林の
　中を登りました

　写真も撮る余裕のない状態でした

　こんな弱気になった登山は
　はじめてです

桧横手山

　やっと桧横手山頂上です

　標識がなければ見過ごすような
　地味な頂上でした

展望の開けた尾根に出る

中央に上河内岳
左に茶臼岳が望める

聖岳

布引崩れ

ガレの縁を登る
（所々で山梨県側を巻く）

　桧横手山から何も考えず
　ただ足を前に出し、一歩一歩
　登っていく

　広河原から４時間４０分
　やっと景色が変わりました

　暗い樹林帯から展望の開けた
　尾根に飛び出す

　ここで少し元気になりました
　何とか頂上まで行けそうな
　気になりました

　上河内岳や聖岳、赤石岳も
　樹林の切れ間から望めました

　ここで出発時に駐車場で
　あった新潟の登山者と
　藤枝の大石さんに抜かれる

　梅雨の合間の青空です
　天気予報では雲りがちな
　予報でしたがいいほうに
　はずれたようです

　前方を見上げると崩壊した
　縁を登るルートのようです

　ここが布引崩れと呼ばれて
　いる場所のようです

　所々で山梨県側の樹林の
　中を巻きますが、本ルートで
　唯一の展望の開けた区間ですので
　景色を楽しみながら登りましょう

布引崩れ上部より振り返る

布引山直下の草尾根の展望地

　布引崩れ上部から振り返ると
　よくルートが確認できます

　崩れの先は花の点在する
　草地の尾根で、腰をおろして
　ノンビリ眺めを楽しみたく
　なるような場所ですが、
　まだ笊ヶ岳頂上は遠いので
　先を急ぐ

所の沢越分岐

倒木の向うを左に入ると
所の沢越

布引山頂上は直進

　ここを直進すると
　布引山頂上に着く

布引山頂上

布引山頂上先の広場
テント設営場所が２箇所あり

ここから東側の樹間より
冨士山が望める

　布引山頂上は三角点と
　標識が置かれたて樹林の
　中の小さなスペースで、展望は
　ない

　休憩するなら三角点の先の
　のテント場のような広場
　の方がよさそうです

　東側の樹間から冨士山が
　ウッスラ望めました

　冨士山方向は霞がかかって
　目をこらしてやっと確認できる
　程度でした

布引山と笊ヶ岳の間の鞍部

ここより標高差２１４ｍ登り返す

　布引山頂上から１６９ｍ下って
　２１４ｍ登り返して笊ヶ岳
　頂上です

　鞍部に下りながら帰りの
　登りを考える　

　布引山に戻るまでは
　登りが終わらないようです
　

登山道より笊ヶ岳頂上が見える

右側には小笊も望めます

　鞍部からまたツライ登りです

　途中登山道より笊ヶ岳の頂上と
　小笊が確認できる地点がありました

笊ヶ岳頂上

背後は聖岳

５人ほどで満員の狭い頂上ですが
眺めは素晴らしい

南アルプスの主峰の光岳から
北岳まで全てを望めます

中央が上河内岳、
左に茶臼岳、光岳
右に聖岳

赤石岳

左奥は大沢岳、中盆丸山

左に赤石岳
右に荒川三山
右端が東岳（悪沢岳）

左に東岳その奥に塩見岳、
仙丈ケ岳、白根三山と続く
　

ボンヤリですが
小笊の向うに冨士山

　笊ヶ岳の頂上は苦しい登りの
　代償が充分ある頂上でした

　南アルプスの主峰がすべて
　望めます

　冨士山も小笊の上に
　浮かんでいて、今日は空気の
　透明感はイマイチですが
　眺めは申し分ない頂上です

　先客は大石さんと、新潟の人、
　もう一人地元の私より５歳は
　年上の健脚の計３人でした

　ここは狭いので丁度良い
　人数です

　新潟の人の話を聞くと
　８人で来たそうで、残りは
　このあと登って来るそうです

　ゆっくりしたい頂上ですが
　明るいうちに広河原に戻り
　渡渉を終わらなければ
　いけませんので

　２５分休憩して下山開始

　やはり布引山に戻るまで
　行きと同じ時間を要しました

　休憩したおかげであまり
　苦しくはありませんでした

　途中、新潟の連れの人たち
　５人とすれ違う

　皆、私より年上と見受けられた

　彼らは広河原の上でテント泊なので
　時間には余裕があるようです

　しかしあと二人はどうしたのでしょうか

　先に下山開始した私を追い越していった
　大石さんがこの先でその二人と
　関わっていました

　山の神までやっとの思いで下ってくる

　沢の音が聞こえます、もう広河原は近い、
　心はせくが道は九十九折り

　なかなか近づかない

　白いしぶきたつ流れが
　見えますが近づかない

　早く冷たい沢で火照った足を冷やしたい
　塩の吹いた顔を洗いたい

　ここまでくるとヘトヘトで足が前に
　進まない、何度も立ち止まり、やっと
　河原に到着、

　なんと嬉しかったことか

　河原にはとっくの前に私を
　追い越していった大石さんと
　オバサン二人が水辺に
　座って話をしている

　理由を聞くと、大石さんが
　下山していくと新潟のグループの
　残り二人は登山を諦めて引き返す
　途中、道がわからなくなり、
　立ち往生していたようです

　それを大石さんが誘導して
　一緒に下山したそうです

　彼女達のテントの張ってある
　広河原に着き休憩しているとの
　事らしい

　それで私にも新潟特産の
　名前は忘れましたが三角錐の
　形をしたキナ粉をまぶしたお餅を
　ご馳走してくれました

　ここで大石さんから下山したら
　ヴィラ雨畑に寄りませんかとの
　お誘いがあり、承諾する

　沢の水量は朝より多くなっています

　水は雪解け水なのですね、素足が
　痛いくらいの冷たさですが、火照って
　足が気持よい

　顔を洗ったりして充分休んで体力を
　回復する

　裸足でも渡れそうでしたが
　ネオプレーンの沢登り用の
　靴下を履き渡渉する

　膝上まで水がありました

　ヴィラ雨畑の温泉は良い温泉でした

　湯につかりながら累積標高差２５００ｍ
　の今日のルートの達成感に満足し、
　疲れた体を癒す

　明日から３日間くらいは筋肉痛に
　悩まされる事でしょうが、それが又
　山を思い出させてくれて心地よいことでしょう